本を読むきっかけ
小学1年生の時「ハリーポッターと賢者の石」がちょうど販売された。
私が眠る前に、いつも10ページ。当時、漢字が全て読めなかった私の為に母は毎日読み聞かせしてくれた。
一日の仕事が終わり疲れ果てていたけど、母はウトウトしながらも読んでくれた。
登場人物や場所の名前もカタカナなのでよく間違えて読んでいて、ツッコんでしまっていたのをよく覚えている。
展開が中途半端だから、今日はもう1ページ多く読んで!とワガママも言った。
途中から、夜が待ちきれなくなって続きが早く読みたい一心で、自分で辞書で漢字や意味を調べて読むようになった。
本を読んで想像することがすごく楽しかった。主人公の顔、どんな場所でどう感じているのか。
ハリーの胃袋がズシンと落ち込む感じ…ってどんな感じなんだろ?自分でまだ味わったことのない感覚を考えるのも好きだった。
映画は自分が想像していたものと違っていて驚きとちょっぴり悲しかったけれど、また別物として楽しかった。
私が本を読むのが好きになったきっかけ。今でも本を読むのを楽しめるのは母のお陰だと思う。